エダツヤゴケ  枝艶蘚
[中国名] 广叶绢藓 guang ye juan xian
[学名] Entodon flavescens (Hook.) A.Jaeger
Entodon rubicundus (Mitt.) A.Jaeger et Sauerb.
ツヤゴケ科  Entodontaceae ツヤゴケ属
三河の植物観察
エダツヤゴケの蒴
エダツヤゴケの枝
エダツヤゴケの茎葉先
エダツヤゴケの枝葉先
エダツヤゴケの葉基部
エダツヤゴケ
エダツヤゴケ葉
エダツヤゴケ葉身細胞
 光沢があり、黄緑色、ときに赤みがある。茎は這い、不規則にやや羽状に密に分枝し、葉がややゆるく扁平につく。枝は再分枝し、長い枝をつける。茎葉は長さ約2.5㎜(China Moss:1.5~1.7㎜ × 0.8~0.9㎜)の広卵形で、先が尖る。先端付近にかすかな歯があるほかほぼ全縁。枝葉は長さが茎葉の半分ほどで、全周に明瞭な微歯がある。中肋は2叉して短い。葉身細胞は長さ50~65μm、幅約5μm(China Moss:60~90µm× 6~7µm)の線形。葉の翼部にははっきりした方形~矩形の細胞がある。雌雄異株。蒴は長さ約4(China Moss:2)㎜。長卵形。蒴歯は2列。内外蒴歯の全面にパピラがある。蒴柄は長さ3~4(China Moss:2.5)㎝。胞子は直径11~14(China Moss:12~16)μm。n=11
 類似のホソミツヤゴケは蒴柄が長さ1.5~2cm。
[分類] 蘚類
[草丈] 4~5㎝(長さ)
[生育場所] 木の根元、岩上
[分布] 在来種  日本全国、朝鮮、中国、インド、ブータン、ネパール、フィリピン
[撮影] 五井山   10.11.2
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