アブラゴケ  油蘚
[中国名] 尖叶油藓 jian-ye you xian
[英名] sharpleaf hookeria moss
[学名] Hookeria acutifolia Hook. et Grev.
アブラゴケ科  Hookeriaceae アブラゴケ属
三河の植物観察
アブラゴケの蒴
アブラゴケの枝
アブラゴケの葉
アブラゴケの葉先
アブラゴケの葉基部
アブラゴケ
アブラゴケ葉
アブラゴケ葉身細胞
 茎は長さ2~3㎝、横断面がほぼ円形、薄膜細胞で、途中にふるい状の膜孔が数箇所あり、葉が重なって、5列に扁平につく。葉は長さ3~4(4~7:China Moss)㎜の卵形、先が尖り、白緑色、中肋がなく、全縁。褐色の仮根がつくことも多い。葉身細胞は長さ75~130(94~144: China Moss)μmの六角形、細胞壁は薄い。中肋はない。蒴柄は長さ10~15(20) ㎜、赤褐色~黄色、滑らか。蒴は長さ1~2㎜、楕円状卵形、相称で、水平又は下垂する。蓋はやや長い嘴状。口環は無い。蒴歯は2列。外蒴歯は披針形で、下部に横条がある蒴帽は長く尖る。胞子は長さ10~15(12~16:China Moss)μm、パピラがわずかにある。葉先に紡錘形の無性芽をよくつける。n=10,11,20。
[分類] 蘚類
[草丈] 5~6㎝(長さ)
[生育場所] 林下の岩上、地上
[分布] 在来種 日本全土、中国、アジア、アフリカ、南北アメリカ
[撮影] 本宮山   05.1.22
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