きのこ図鑑
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  ツチヒラタケ  土平茸
中 国 名 花瓣状亚侧耳 hua ban zhuang ya ce er
学  名 Hohenbuehelia petaloides (Bull.) Schulzer
分  類 坦子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 ハラタケ亜綱 ハラタケ目(Agaricales)
科  属 ヒラタケ科  Pleurotaceae  ヒメムキタケ属
 日本、中国、ロシア、ヨーロッパ、北アメリカに分布する。夏~秋(温暖な場所では冬も)に林内地上、木の崩壊堆積物の近くに単生、群生、束生し、しばしば、庭、公園、芝生、鉢植え、木材にも発生する。
 傘は幅2~7[9]㎝、偏心生のへら形[漏斗形に丸くなり]~扇形で縁が分裂などみだれ、中心生の杯形などに形が様々で、縁が長く内巻きし、後に反転して波打つ。表面は[湿時、べたつき、ときに]粉状、灰褐色[初め、暗褐色~灰褐色、後に淡黄褐色~ベージュ色に変色、しばしば中央部が暗色になり]、周縁は淡色、条線は無い。柄は側着生又は中心生、長さ0.5~2.5[3]㎝、幅0.3~1.1㎝、円柱形、中実、表面は類白色[~帯褐色]、基部に白色のミセリウムがある。肉は帯白色、ゴム状、傷付けても変色せず、無味、粉臭がある。ひだは垂生、やや密[密]、類白色~黄土白色、幅1~2㎜、小ひだが多い。KOHで傘表面は無反応。胞子紋は白色。胞子は楕円形、長さ[5]6~9[10]µm、幅[3]4~4.5µm、根尖が明瞭、平滑、KOHで無色。縁シスチジアは2型ある。厚壁型は棍棒形~紡錘形、先端が伸長し、長さ36~67µm、幅9~16µm。薄壁型はフラスコ形、長さ20~27µm、幅8~9µm[縁シスチジアは紡錘形~徳利形、頭形、不規則 35x 8µm]。側シスチジアは紡錘形、先端が伸長し、長さ52~78µm、幅8~9µm、厚壁、表面に樹脂状粒が付着する[側シスチジア(メチュロイド)は多数、披針形~紡錘形、長さ35~100µm、幅7.5~20µm、ごく厚壁、平滑、ときに先端の外殻が発達し(ときにKOH中では見ることが困難で、ラクトフェノールとコットンブルー中でみられる) 、無色、KOH中で壁が黄土色。]。食毒不明[可食、食用価値なし]
ツチヒラタケ
ツチヒラタケ横
発生時期 夏~秋
大 き さ 小型~中型 直径2~9㎝
栄養摂取 腐生菌
発生場所 林内地上、木の崩壊堆積物の近く、木材上、庭、公園、芝生
分  布 日本、中国、ロシア、ヨーロッパ、北アメリカ
食  毒 不明
撮  影 蒲郡市(相良山) 17.10.18
ツチヒラタケ傘2
ツチヒラタケひだ
ツチヒラタケひだ2
ツチヒラタケ柄
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