きのこ図鑑
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 オクヤマニガイグチ  奥山苦猪口
学  名 Tylopilus rigens Hongo
分  類 坦子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 ハラタケ亜綱 イグチ目(Boletales)
科  属 イグチ科  Boletaceae  ニガイグチ属
 傘は直径5~11㎝、半球形~饅頭形~盾状、縁はやや波打つ。背面は粘性がなく、ビロード状、オリーブ褐色、中央が濃い。柄は長さ7~11㎝、幅1~3㎝、逆棍棒形~円柱形~ときに基部が細くなり、色は傘と同色からやや淡色、条線がある。腹面は白色~淡紅色~黄土色、傷ついても変色しない。管孔は上生~離生、管孔長は約5㎜、孔口は小円形。肉は厚く、湿が硬く、白色、強い苦味があり、無臭、傷口は変色しない。胞子紋は淡紅褐色。胞子は長さ8.5~17µm、幅3.5~5.5µmの紡錘形。縁シスチジアは長さ25~50µm、幅5~8µmの棍棒形~紡錘形。側シスチジアは長さ25~47µm、幅7~10µmの棍棒形。
 コビチャニガイグチは孔口が傷つくと弱く赤変し、その後、褐色になる。肉は苦味が弱く、温和臭がある。
オクヤマニガイグチ
発生時期 夏~秋
大 き さ 中型 直径5~11㎝
栄養摂取 菌根菌 
発生場所 ブナ、シデ、コナラ、アカマツなどの樹林、混生林
分  布 日本
食  毒 不食
撮  影 岡崎市 04.7.11
オクヤマニガイグチ幼菌
オクヤマニガイグチ横
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