きのこ図鑑
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 ムラサキシメジ  紫占地
中 国 名 紫丁香蘑 zi ding xiang mo
英  名 wood blewit , blue stalk mushroom
学  名 Clitocybe nuda (Bull.) H.E.Bigelow et A.H.Sm
分  類 坦子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 ハラタケ亜綱 ハラタケ目(Agaricales)
科  属 キシメジ科  Tricholomataceae  ムラサキシメジ属
 子実体は全体が紫色を帯びる。傘は初期には内巻きし、広饅頭型~ほぼ平坦~縁が波打ち、平滑、湿るとべとつき、ときに中央に細かい亀裂が入り、普通、鈍い紫色~褐色じみた紫色~後に褐色に色あせる。柄は長さ3~8㎝、幅1~2.5㎝、円柱形で基部が球根状に肥大し、中実、表面は繊維状。ひだは密につき、湾性~やや垂生。肉は厚く、紫色、傘中央の近くは淡黄土色~淡褐色、無味、芳香がある。胞子紋は淡肉色(ピンク色を帯びる叉は鈍い黄色を帯びたピンク)。胞子は長さ5~8µm、幅3~5.5µm、長惰円形、表面が粗い、ときに平滑、非アミロイド。シスチジアを欠く。菌糸にクランプがある。
 ウスムラサキシメジ Clitocybe graveolens = Lepista graveolens は初秋~秋に発生する腐生菌。傘が直径6~12㎝ 白色に近い薄い紫色、柄が中空~中実、基部は膨れる。薬品のような不快臭がある。有毒。
 ハイムラサキフウセンタケCortinarius azureus は夏~秋に発生する。傘の縁がフジ色で白色絹糸状、中央部が褐色繊維状、ときに縁に条線が現れる。柄の上部につばの痕跡がある。ひだはやや疎、湾性。肉は無味、無臭。胞子は類球形~広惰円形。食毒不明。
ムラサキシメジ
ムラサキシメジ2
ムラサキシメジ3
発生時期
大 き さ 中型~大型 直径6~10㎝
栄養摂取 腐生菌(落葉分解菌)
発生場所 竹林などの落葉上 
分  布 北半球、オーストラリアに広く分布
食  毒 可食(生食不可)
撮  影 蒲郡市 14.11.3
ムラサキシメジ4
ムラサキシメジひだ
ムラサキシメジ柄
ムラサキシメジ胞子
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