シャジクモ科 Characeae
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分類 |
アーケプラスチダ(Archaeplastida)-[植物 kingdom Plantae]-緑色植物亜界(Viridiplantae)-ストレプト植物(unranked
Streptophyta)-車軸藻類(division Charophyta)-シャジクモ目(Charales) |
【シャジクモ科の属】
シャジクモ属 Chara、フラスコモ属 Nitella、フラスコモダマシ属 Tolypella、ホシツリモ属 Nitellopsis、シラタマモ属
Lamprothamnium、リクノタムナス属 Lychnothamn |
分布
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2つの亜科(シャジクモ亜科とフラスコモ亜科)に分類され、世界に6属が分布し、日本には4属 (シャジクモ属、シラタマモ属、ホシツリモ属、フラスコモ属)が自生する。 |
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特徴 |
狭義の車軸藻類はシャジクモ目だけであり、シャジクモ科1科からなる。車軸藻類は淡水に生育する緑藻類であり、種子植物の沈水性の水草に似ている。維管束はなく、簡単な多細胞である。仮根(rhizoids)があり、主軸(main
axis)が直立する。主軸には多数の節(node)があり各節から放射状に葉のようにも見える枝が出て、輪生枝といわれ、いくつか伸びて数回分枝する。節は複数の節部細胞(nodal
cell)からなる柔組織で、節間(internode)は1個の巨大節間細胞(intermodal cell)からなる。輪生枝は数個の細胞が直線状に連なったものである。皮層が主軸や枝にある場合と又は欠く(ecorticate)場合がある。輪生枝の基部には、小さな苞のような細胞が冠状に並んだ托葉冠(stipulode)がある。また、節には生殖器官である
生卵器(oogonium)及び造精器(antheridium)が形成され、基部には突起のような苞(トゲ状の細胞 spine cell)がつく。受精卵は卵胞子
(oospore) となり、螺旋縁がある。 |
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シャジクモ属 |
シャジクモ |
Chara braunii Gmelin |
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