モチノキ科   Aquifoliaceae
分類 被子植物(angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-キク上群(Superasterids)-キク類(Asterids) -キキョウ類(Campanulids)-モチノキ目(Aquifoliales)
分布 世界の温帯から熱帯にかけて3属約400種が分布するが、ほとんどがモチノキ属。日本にはモチノキ属23種が自生する。
【モチノキ科の属】
Ilex、Nemopanthus 、Prinos
特徴 双子葉植物離弁花類 高木又は低木。常緑又は落葉。葉は互生まれに対生。葉身は革質~髪質~膜質、縁は全縁~鋸歯縁~刺状、小さい托葉があり、宿存性又は脱落性。葉痕(scar)はこぶ状突起がある。葉柄があり、まれに欠く。花序は集散花序、普通、 1又は 2~ 3(~5)次であり、最大 1、 3又は7(~31)個の花を各々、複合し、腋生、1年目の枝には単生又は2年目の小枝に束生する。雌雄異株。花は子房下生、正常、小さく、単性、4~6(~23)数性。萼は宿存性。花冠はしばしば白色又はクリーム色、まれに緑色、黄色、ピンク色又は赤色。花弁は覆瓦状、基部で長さの半分以上が合着。雄花は萼が4~8裂し、花弁は4~8個、雄しべは花弁と同数(isomerous)、花弁に互生し、花弁着生。葯は長楕円状卵形、内向き、縦に裂開する。未熟な子房は類球形又はクッション形、嘴形。雌花は萼片が4~8裂、花弁が4~8個。仮雄しべは矢じり形又は心形、花弁と同数、花弁に互生、花弁着生。子房は上位、卵形、4~8(~10)室、まれに軟毛がある。花柱は発達するのはまれ。柱頭は頭状、円盤状、円柱状。果実は核果、赤色、褐色、黒色(まれに緑色)、普通、球形。外果皮は膜質又は紙質。中果皮は肉質。核(pyrene)は(1~)4~6(~23)個。内果皮は平滑、革質、木質又は石質、表面は条線、縦の条線状の溝、しわがあり、窪みがあることもある。
栽培  モチノキ、ウメモドキ、イヌツゲなどが庭木とされている。
モチノキ属 アオハダ Ilex macropoda Miq.
イヌツゲ Ilex crenata Thunb.
ウメモドキ Ilex serrata Thunb. ex Murray
クロガネモチ Ilex rotunda Thunb.
シナヒイラギ IIlex cornuta Lindl. et Paxton
ソヨゴ Ilex pedunculosa Miq.
タラヨウ Ilex latifolia Thunb.
モチノキ Ilex integra Thunb.
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