ミカン科  Rutaceae
分類 被子植物(angiosperm)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-バラ上群(Superrosids)-バラ類(Rosid)-アオイ類(malvids)-ムクロジ目(Sapindales)
分布 熱帯から亜熱帯にかけ世界に約150属1500種が分布し、日本には8属12種が自生する。
 
特徴  低木、高木、ときに草本、よじのぼり又攀縁、ときに刺があり、少なくとも葉の表面、若い小枝、花序、花の部分、果実、種子の中の子葉に腺があり、芳香のある揮発油をもつ。托葉は無い(又は托葉の突起がまれにある)。葉は互生、対生(又は輪生)、単葉、1小葉又は様々な複葉。花は両性又は単性、普通3~5数性、放射相称、まれに左右相称、子房下生、まれに子房上生。花被は2列、明瞭に萼と花冠に差があり、又はときに不規則な2列又は1列になり、未分化の花被片をもつ。萼片は分離又はその長さの全部が合着する。花弁は分離(まれに密着又は一部合着する)。雄しべは普通、花弁と同数又は2倍つき、ときに多数つく。花糸は分離、ときに、密着又は一部合着する。葯は内向き、ときに、横向き、縦に裂開する。花盤(ときに欠く)は雄しべ群の中に含まれ、蜜腺があり、平らになり、環状、杯形、クッション形ときに円柱形、鐘形、円錐形、砂時計形。雌しべ群は1~5個、分離、1室の心皮又は2~多数の部分的又は完全に合着した心皮。中軸胎座(ごくまれに側膜胎座)。胚珠は室に1個~多数。果実は2~5個の袋果(核果又は翼果)又は1個の袋果、蒴果又は液果(又は翼果)。種子は比較的大きな胚をもち、肉質の胚乳があるか又はない。
栽培  ミカン果樹として、種々のミカン属が栽培されている。観賞用としてはサザンクロス、ボロニアなどが鉢植えにされている。香辛料のサンショウもミカン科サンショウ属である.。
クロウエア属 クロウエア・サリグナ Crowea saligna Andrews
コクサギ属 コクサギ Orixa japonica Thunb.
コレア属 コレア・レフレクサ Correa reflexa (Labill.) Vent.
サンショウ属  イヌザンショウ Zanthoxylum schinifolium Sieb. et Zucc.
カラスザンショウ Zanthoxylum ailanthoides Siebold et Zucc.
サンショウ Zanthoxylum piperitum (L.) DC.
フユザンショウ Zanthoxylum armatum DC. var. subtrifoliatum (Franch.) Kitam.
ボロニア属  ボロニア・ピンナタ Boronia pinnata Sm.
ボロニア・ヘテロフィラ Boronia heterophylla F.Muell
マツカゼソウ属 マツカゼソウ Boenninghausenia albiflora (Hook.) Rchb. ex Meisn. var. japonica (Nakai ex Makino et Nemoto) Suzuki
ミカン属  カラタチ Citrus trifoliata L.
シマダイダイ Citrus ×aurantium 'Shimadaidai'.
タチバナ Citrus tachibana (Makino) Tanaka
ナツミカン Citrus natsudaidai Hayata
マメキンカン Citrus japonica Thunb. 'Hindsii'
ミヤマシキミ属 ツルシキミ Skimmia japonica Thunb. var. intermedia Komatsu form. repens (Nakai) Ohwi
ミヤマシキミ Skimmia japonica Thunb.
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