カンナ科  Cannaceae
分類 被子植物(angiosperm)-単子葉類(Monocots) -ツユクサ類(Commelinids)-ショウガ目(Zingiberales)
分布 世界の熱帯にカンナ属1属約12種が分布する。日本には自生せず、ダンドクが沖縄などに帰化している。栽培種が多く、種以下のランクにある異名が48種ある。
特徴 ショウガ科に近縁。多年草、茎は直立、強健。根茎は塊状。葉は互生、螺旋状に並び、大きく、羽状脈、平行脈、基部は鞘状。葉舌はない。花序は頂生、総状花序又は華やかな花の1~2花の扇状集散花序(cincinni)の円錐花序。花は両性、非相称、たいていは大きい。萼片は3個、緑色、宿存性。花冠裂片は3個、緑色又は色がつき、基部は筒部に合着し、仮雄しべがつく。仮雄しべと雄しべは2輪につき、外輪は(2又は)3個の目立つ、花弁状の仮雄しべがあり、普通、赤色又は黄色。内輪は外側の仮雄しべより狭くて反曲する仮雄しべ(唇弁labellum)と稔性の雄しべをもつ。花糸は花弁状。葯は1室、花糸の先につく。子房は下位、3室、胚珠は1室に多数、中軸胎座。花柱は花弁状。果実は蒴果、3室、普通、いぼ状。種子は多数、球形。胚乳は豊富。胚は直線状。
栽培 カンナは園芸品種が多数あり、広く観賞用に栽培されている。でんぷんが取れるショクヨウカンナも輸入されているが、ほとんど栽培されていない。利用の研究が進められている。
カンナ属 カンナ Canna indica hybrid
ダンドク Canna indica L.
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